【美瑛町】「夜はライトアップも!青く光る不思議な池」
更新日:2023年4月5日
青い池は美瑛町の美瑛川沿いにあるダムの工事によって形成された池です。
このダムは1988年の十勝岳の火山泥流災害を防ぐために作られました。
しかし美瑛川を断ち切る形で施工され、本流から離れた森林までダムが作られたため、周辺に水が溜まるようになり、自生していたカラマツや白樺などが水没して立ち枯れた形になりました。
この池を発見したのは上富良野町のプロカメラマン高橋真澄さんという方で、
1998年に写真集に掲載されたことで口コミで広まって現在全国的に有名な観光スポットとなりました。
青い理由
なぜ青い池は青くなったのでしょうか。
それはこの池付近の湧水からは水酸化アルミニウム (Al(OH)3)などの微粒子が含まれているからです。
といってもこの水酸化アルミニウム (Al(OH)3)自体が青いわけではなく、この微粒子で作られる「コロイド」というものがこの青い色の正体なのです。
この水酸化アルミニウム (Al(OH)3)の微粒子は美瑛川の本流と混ざることでコロイド状となるのですが、
これに光が当たると、チンダル現象という現象が起こります。
チンダル現象とは粒子が光を散乱させる現象ですが、コロイドの小さい粒子は短い波長、つまり青色を散乱しやすいため、池が青く見えるのです。
訪れるオススメのタイミング
つまり、「青い池」は太陽光がないと青く見えません。
なのでこちらを訪れるのは天気の良い朝〜昼ごろがオススメです。
春には少し緑がかった色に、夏はライトブルーに見える時もあるそうです。
さらに、冬季は期間限定ですがライトアップされます。
季節によって異なった見え方をするので一年を通しておすすめできる観光スポットです。
『#青い池』みんなの投稿
行ってみたい、とても。#青い池 pic.twitter.com/uJtTf2BnwS
— ユッピー@きゅうりの湯通し (@YUPPY_SQUALLY_) July 15, 2021
青い池来たよー
めっちゃ綺麗!! pic.twitter.com/4vbqDMycvI— V3F_Manju (@manju_z07) July 15, 2021